恋活アプリのしくじりコーナー、今回は「マルチ商法の勧誘」の話です。恋活アプリには、恋愛や結婚ではなく、ビジネスの勧誘を目的に紛れ込んでいる人がいます。頭では分かっていても、いざ自分が遭遇すると、なかなか気づけないものなんです。
僕が経験したのは、いわゆるアムウェイ(ネットワークビジネス)の勧誘でした。しかも相手は、それまで出会った中で一番話しやすくて、感じのいい女性だったんです。だからこそ、たちが悪い。正直に書きます。
相手は25歳の女性。マッチングしてからのやり取りは、本当に快適でした。メッセージも電話もすごく積極的で、コミュニケーション能力が抜群に高いんです。会話のテンポもよく、こちらが気を遣う必要もない。
初めて会ったときも、まったく緊張しませんでした。初対面なのに、昔からの友達みたいに素でいられる。「こんなに話しやすい子は初めてだ」と、正直かなり好印象だったんです。これは脈アリかも、と期待していました。
2回目のデートは、向こうから誘ってきました。「脈アリだ」と思いますよね。僕も完全にそう思っていました。ところが、待っていたのは予想もしない展開でした。
カフェに入ってしばらくすると、だんだん話の方向がおかしくなっていきます。「将来のこと、ちゃんと考えてる?」「お金の不安ってない?」「夢ってある?」——そんな問いかけが、延々と続くんです。気づけば1時間半、ずっとこの調子。
そして極めつけが、このひと言でした。「すごい人がいるんだけど、会わせたい人がいる」。ここで完全に確信しました。これはマルチ商法の勧誘だ、と。さすがに丁重にお断りして、帰りました。
振り返ると、いくつかの典型的なサインがありました。次のような流れに心当たりがあれば、警戒してください。
この経験で得た一番の教訓は、シンプルです。マルチ商法の勧誘は、こちらの努力では回避できない。だから、気づいたらさっさと次に行くのが正解だということです。
相手はプロです。こちらがどんなに気をつけていても、向こうは警戒心を解くテクニックに長けているので、最初の段階で見抜くのはほぼ不可能。だから「見抜こう」とするより、怪しいと気づいた瞬間に、深入りせず離れる。これが唯一にして最善の対処法です。
- その場で長居しない。理由をつけて切り上げる
- 「会わせたい人」には絶対に会わない
- その後の連絡は丁重に、でもきっぱり断る
- 未練を持たず、次の出会いに気持ちを切り替える
もったいないと思うかもしれませんが、相手は最初から恋愛のつもりがありません。粘っても、こちらが消耗するだけ。きっぱり見切りをつけて、本当に出会いを求めている人を探すほうが、ずっと健全です。
勧誘行為は、ほとんどの恋活アプリで規約違反です。大手アプリには通報機能があり、通報すると運営が確認して、悪質なユーザーを強制退会にしてくれます。同じ被害者を増やさないためにも、明らかな勧誘だった場合は通報しておきましょう。
まとめ:いい人すぎたら、一度立ち止まる
恋活アプリには、ごく一部ですが勧誘目的の人がいます。しかも、そういう人ほどコミュ力が高くて魅力的なので、見抜くのは難しいです。でも、「将来・お金・夢」の話や「会わせたい人がいる」というワードが出たら、それはサイン。気づいたら見抜こうとせず、さっさと次に行きましょう。大半のユーザーは真剣に出会いを探している普通の人なので、過度に怖がる必要はありません。ただ、こういうケースもあると知っておくだけで、いざという時に冷静でいられます。